2017年06月11日

きっと幸せのトンボ

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6月に入り緑の眩しい昭和村だが、少し足を伸ばして山奥に足を運ぶと、まだ辛夷(コブシ)の花が残っていた。季節は場所によって差はあるのだけれど、それぞれの場所でそれぞれの季節に応じた生命の営みが行われている。光の輪が幾重も重なり、爽やかな風が行ったり来たり。そんな中、ヤゴがトンボへと変身を遂げていた。実に厳かな儀式で、立ち会えたことを素直によろこんだ。水中から地上の住人になって、彼は光と風をどう感じたかな?美しいと感じてくれたかな?
posted by 生出道憲 at 22:47| Comment(0) | トンボ

2017年05月12日

清流の住人

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名瀑「熊の滑り台」を訪れる時、今日こそオヤジに逢ってしまうかな?と、多少なりとも頭をよぎるのである。

十数年前のことだ。撮影後、車を少し走らせたところで林道を横切る黒い塊とニアミスをする経験をした。そうあることではないが、確率はゼロではない。清らかな流れを堪能しながらも、心のどこかで「もしかしたら・・・」と臆病風がそよそよと吹き始めていた。そんな時は些細な気配に敏感になってしまう。枝が揺れる音、虫の羽音・・・ちょっとした出来事にも過剰に反応してしまう。

撮影ポイントを少しずらそうと位置を変えたら、足元から何かがぴょ〜んと飛び跳ねた。一瞬、ドキッ。よくよく見てみると、清流の住人、カジカガエルだった。三脚からカメラを外し、慎重に近寄る。周囲からは何匹もの清々しい鳴き声が聞こえてくる。新緑の頃は彼らにとって恋の季節なのだろう。もしかしたら意中の人(カエルだね)に会いに行く途中だったのかもしれない。

撮影中、撮影後もオヤジに遭遇することなく無事帰還した次第である。
posted by 生出道憲 at 19:39| Comment(0) | カエル

2017年05月05日

白津の枝垂桜

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きょう5月5日は二十四節気の立夏。春分と夏至のちょうど中間にあたる。暦の上では今日から夏である。ちなみに立秋(今年は8月7日)の前日までが夏ということになる。この春は訪れも進み方も遅く、猪苗代町の桜が満開になったのが、ここ数日のこと。おかげで撮影には時間的な余裕があった。白津の枝垂桜にも多くの人が訪れていた。夕方になると人も少なくなり、一日中、人目に晒されていた桜も一息ついたのか、肩の荷が下りたようで、全身をもみほぐすように枝を揺らしていた。
posted by 生出道憲 at 12:17| Comment(0) |

2017年04月24日

合戦場の枝垂桜

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満開を迎えた合戦場の桜。多くの観光客が入れ替わり、立ち替わり訪れていて、まさにお祭り騒ぎの様相を呈していた。いまや一大観光地と化してしまった彼の地である。整備された駐車場、いくつもの露店が商売に勤しみ、BGMは景気付けに鳴り響く。陽が落ちれば人工光で照らされ、写真撮りの無遠慮なシャッターに耐えてきた。眠る暇もないのではと、僕は心配してしまったのだが・・・。
posted by 生出道憲 at 23:03| Comment(0) |

2017年04月11日

春の歌

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二週間ほど前、ようやく葉っぱが出てはじめ、一週間前、陽当たりのいいところで、数輪が花を開いた。そして昨日訪れてみると・・・カタクリの花は咲き乱れていた。桜同様、三日見ぬまの・・・である。「春の歌」などという陳腐なタイトルだけど、大地はまさに春の歌が溢れていた。
posted by 生出道憲 at 08:29| Comment(0) | カタクリ

2017年04月02日

春のお二人さん

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夢、希望が膨らむ春がやってきた。もし意図しない道に進んだとしても、新しい環境の中で、どうか明るい未来を信じて歩んで欲しい・・・。老いも若きも、気持ちが前向きなら、きっと道は開けるさ。だいじょうぶ。

春の土の匂いはたまらない。ほっぺたが地面にくっつくほどローアングルで、目覚めたばかりのお二人さんにレンズを向ける。彼らとともに春の喜びを分かちあった。
posted by 生出道憲 at 22:38| Comment(0) | 福寿草

2017年03月06日

一円玉天気の日

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雪国会津でも、一冬に幾度かすばらしい天気に恵まれることがある。正式な気象用語ではないが、こんな日を「一円玉天気」というそうだ。その心は・・・これ以上崩れようがない・・・ということらしい。

桧原湖の上はワカサギ釣りの客で賑わっている。スノーモービルの痕が、ここかしこにあって撮影ポイントを探すのも一苦労。仕方なく定番と云われている場所へ行く。サングラスがないと目がやられてしまいそう。この場所もずいぶん来たけど、枝折れのため木の姿は大きく変わってしまって残念至極。幹回りには霧氷のカケラがキラキラと光っていた。
posted by 生出道憲 at 08:34| Comment(0) |

2017年02月20日

春を待つ

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二月も後半近くになると、日によっては春を思わせる日が続くことがある。先週のニュースでは、あまりの暑さのため「かき氷」を求める人の行列の映像が流されていた。一瞬、目を疑ったが、それは紛れもない事実。いったいどうしちゃったのと思わず呟いてしまった。

頭と身体を冷やすために、いつもの山毛欅の森に入る。何回かの大雪に見舞われた裏磐梯であるが、雪害による枝折れもほとんどないようでホッとした。指先、足先がジンジン冷える。流れる雲が季節を運んでくるのだろうか。青空の色にどことなく春を感じた。そう、季節はゆっくり、そして少しずつ変わっていけばいいのである。
posted by 生出道憲 at 08:15| Comment(0) | 山毛欅

2017年02月03日

節分

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一月のカレンダーもあっけなく剥がされ二月がはじまった。寒さはまだまだ厳しいが、二月の暦を目にすると気持ちだけは、ほんの少し春が近くなったと感じる。今日は節分、そしてあすは立春。雪深い会津では、まだまだ厳しい寒さが続く。同じ福島県内でも浜通りのあるところでは、フクジュソウが見頃を向かえたのだとか。光り輝きながら流れる伊南川。会津の人間が春らしさを感じるのは、こんな光景を見た瞬間かもしれない。
posted by 生出道憲 at 07:54| Comment(0) |

2017年01月14日

雪の中の宇宙

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あわ雪の中に顕(た)ちたる三千大千世界(みちおほち)またその中にあわ雪ぞ降る−−−良寛
posted by 生出道憲 at 22:08| Comment(0) |