2018年11月05日

進む山

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徐々に空が明るくなってきた。眼下は雲の海である。海にはいくつもの山が浮かんでいる。緩やかな雲の流れを見ていると、目の錯覚なのだろう、まるで山々が海に浮かぶ船のように見える。もしかしたら実際に山達は、夜な夜な雲の海の中を自由気ままに進んでいたのかもしれない。それが出来るのは陽が昇るまでのわずかな時間・・・。間もなく太陽が向こうの山際から顔をだす。それまでに元の位置に戻らないと人間どもに気づかれてしまうぞ・・・。そんな想像・妄想をしていた。

今日も一日、穏やかでありますように。
posted by 生出道憲 at 23:05| Comment(0) |

2018年10月22日

赤崩の山毛欅

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以前から気になっていた山毛欅を、今回は斜面を下って三脚を立ててみた。傾斜はどのくらいなのか正確なところはわからないが、かなり踏ん張らないと転げ落ちてしまう。陶器にも表と裏があるように、樹にも当然それがあって、この樹に関しては、こちらが表の顔である。なぜならば立派なへそがこちら側に付いているからである。
posted by 生出道憲 at 08:28| Comment(0) | 山毛欅

2018年10月06日

幕滝

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福島県内の美しい滝ランキングで上位に入る「幕滝」。すでに太陽は頭上よりも西に傾き、果たして虹がかかっているかどうか、ちょっと不安だったけど辛うじて画面に収めることができた。直射日光の当たる部分と日陰部分の露出差があり過ぎて、本流の滝と一緒に写すことはできなかった。デジタルなので、合成をすれば可能だろうが、それは敢えてしない。面倒くさいし(笑)。

吾妻山は火山性地震が8月中旬頃から増えはじめ、10月に入ってから130回を超えている。噴火警戒レベルは2。そのためスカイラインは通行止になっている。紅葉の見頃をむかえ観光客の足も遠ざかった。なんとタイミングの悪いことだろう。東日本大震災、原発事故、水害と立て続けに災難に見舞われてしまった福島。どうか山の神様、大人しくしていてください。
posted by 生出道憲 at 22:54| Comment(0) |

2018年09月28日

ヤマウルシ

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9月もあと2日。磐梯山の山頂付近の色付きが進んでいる。標高800メートル付近(だいたい桧原湖と同程度のところ)では、ヤマウルシやツタの紅が目目立ってきた。今年こそはいい紅葉を・・・と期待はしているものの、台風の接近が気になるところだ。それにしてもなんとも絶妙なタイミングで台風が来る。嫌がらせ?・・・笑 何事もなく過ぎてほしい。
posted by 生出道憲 at 22:11| Comment(0) | 紅葉

2018年09月09日

晩夏の森

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9月に入り、やや涼しさを感じる時間が増えてきたようだ。とはいうものの、日によっては真夏日になることもあるので、まだまだ暑さへの油断はできない。森の中は晩夏の風情である。深緑に幾らか黄色が入ってきたようだ。今夏の猛暑、酷暑に耐えた山毛欅の幹を二度、三度と叩いて「よく頑張ったな」とねぎらった。秋には見事な色付きを見せてくれよ。
posted by 生出道憲 at 21:47| Comment(0) | 山毛欅

2018年08月28日

渋沢大滝

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深山の滝を訪れるのはシンドイが、目の前に目的の滝が現れた時の喜びは格別だ。渋沢大滝は人気の尾瀬にあるものの、メジャーなルートからは離れているために、比較的静かな場所である。渋沢は「しぼさわ」又は「しぼっつぁわ」と読む。賑やかな尾瀬銀座はちょっとね、というムキにはオススメです。
posted by 生出道憲 at 22:09| Comment(0) |

2018年07月03日

五色沼

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水清ければ魚棲まずというように、人も人格が潔白すぎると、かえって人から煙たがられ、近づく人もいなくなる。やはり何事も度を過ぎてはさびしい思いをするようだ。

こちらは一切経山から見下ろした五色沼。この美しさは訪れるたびに息をのむ。たぶん火山性の物質がとけ込んでいて、魚が棲むには厳しいところなのかもしれない。でも下界で汚れた心を浄化する力はかなり高い・・・と思う。
posted by 生出道憲 at 12:59| Comment(0) |

2018年06月19日

自然の時間

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この山毛欅も下の樹と同様、かなりの時間を森の中で過ごしていた。過去形なのは・・・残念ながら数年前に土に還ってしまったからだ。時間の塊だった樹が倒れ、ゆっくり土と同化していくプロセスを想像するのも魅力的だ。ゆっくりだけど着実に進む自然の営み。人が感じる時間の概念とは異なる流れ・・・。僕らの短い一生で出会うのは、自然の営みの刹那でしかない。
posted by 生出道憲 at 12:38| Comment(0) | 山毛欅

2018年06月05日

時間の塊

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何の木なのか特定は出来ないが、とにかく大きな木である。これほどの巨樹は、そう容易く見つけることは出来ない。幸いなことこの木は国道沿いにあるので、きっと多くの人が目にしているはずである。見上げる場所に立つにはちょっとだけガサガサと入り込む必要はあるが・・・。

樹齢はどのくらいだろう?300年?400年?まぁ〜それはともかく、長い時間立ち続けていることに違いはない。仮に樹齢250年としよう。250年前は18世紀中ごろ。イギリスで産業革命が起こった時代。それから今日までの時間、この木は、ここにある。人類の歴史が大きく転換した産業革命と時を同じくして生まれたとしたら、ある意味、記念樹的な意味を持っているとも言える。見方を変えれば250年という時間が木に詰まっている、つまりは時間の塊と言えなくもない。
posted by 生出道憲 at 12:31| Comment(0) | 巨樹

2018年05月07日

新緑の駒止の滝

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嘘のように季節が先を急いでいる。どうしてそんなに先を急ぐ。案外、人類の、地球の滅亡が・・・そう遠くない将来訪れるのか?いやいや・・・そんなことはないと願いたい。いちばん戸惑っているのは、やはり木々であり、草花であり、山に生きる動物達なのだろう。人は己の欲望を満たすためになりふり構わず・・・時に自然保護などとほざきつつ・・・節操なく都合の良い言葉を並べるだけ。売上も給料も株価も地価もGDPも・・・高い方が人々は、素直に納得する。あ〜よかった、豊かになった。

この写真に限らず・・・目の前の風景は、人類へ何かしらのメッセージを伝えているのだろうが、あ〜残念、我々はそこまで読み取る力は備えてはいなかった。

posted by 生出道憲 at 23:19| Comment(0) |