2015年07月22日

暑中お見舞い申し上げます

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とにかく暑い。30度を軽く越える気温が続く。こんな日は滝の飛沫を浴びるに限る。それとも・・・エアコンの効いた部屋でおとなしくしていたほうがいいかな。いずれにせよ、みなさん、とにかくご自愛ください。
posted by 生出道憲 at 12:49| Comment(0) |

2015年07月10日

雫の森

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森は海に似ているな、と思うことがある。一滴の雫が集まって川になり、やがては海になる。

森は目に見えない小さな微生物、熊やカモシカなどの大型の獣、そして名も知らぬ虫や植物たち、果ては樹齢数百年の巨木など、多くの生命が運命共同体のごとく深いつながりで成り立っている。森に集うたくさんの生命達を、それぞれ一滴の雫とすると、森は海に似ていると思ったのだ。

森の中に生きるひとつひとつの生命の結びつきをうらやましいと思う。

僕が森の中に足を踏み入れるのは、彼らの素敵な結びつきに少しでも近づきたいというささやかな願望があるからだ。しかし現代に生きる我々にとって森の中に入ることはすでに非日常的な行為なのである。

多くの人が無言で行きかう交差点で、僕は森のことを考えていた。

豊かで便利な生活を否定するものではないが、森の中に入る時間が多くなるにつれ、自分の居場所が人間社会にはなくなってしまうような気がして・・・。

樹齢300年は経っているであろう山毛欅に会いにいった。空を隠すかのように広げた枝には緑がまぶしいほど輝いていた。僕は、森の中の雫に、ほんの一瞬だけど近づけたような・・・そんな錯覚をした。
posted by 生出道憲 at 19:35| Comment(0) | 山毛欅

2015年07月06日

ヒメサユリ

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福島県内でヒメサユリ(オトメユリ)の群生地として有名なのは、旧熱塩加納村(現喜多方市)、旧南郷村(現南会津町)、西会津町の三ヶ所だ。それぞれ「ヒメサユリまつり」を開催していて観光客誘致に取り組んでいる。節ともなれば県内外からドッと観光客が雪崩れこむ。

訪れる観光客の話を何気に聞いていて、いちばん多かったのが「わらびがたくさんある」であった。それに応えるのが花を管理している町の人たち。「わらびの根には毒があるのでモグラやねずみからの食害を防いでいるんです」、そんなやりとりを耳にタコが出来るほど聞いた。

そして次に多かった声が「毛虫がたくさんいる」であった。これはマイマイガが異常発生したためである。静かな山の中、あちこちから女性の悲鳴がこだまする。いつの間にか動くアクセサリーとして2〜3匹を身に付けている人もいた。ヒメサユリにも、地面のいたるところにも、それこそあちこちでうごめいている。尋常な数ではない。不運にも枝からぶら下がった彼らとお見合いする人も・・・。逃げ場がない、そんな感じである。

わらびと毛虫のインパクトが強くてヒメサユリを見た印象がかき消されてしまうのでは・・・と僕は心配していたのであった。
posted by 生出道憲 at 07:25| Comment(0) | ヒメサユリ