2017年05月12日

清流の住人

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名瀑「熊の滑り台」を訪れる時、今日こそオヤジに逢ってしまうかな?と、多少なりとも頭をよぎるのである。

十数年前のことだ。撮影後、車を少し走らせたところで林道を横切る黒い塊とニアミスをする経験をした。そうあることではないが、確率はゼロではない。清らかな流れを堪能しながらも、心のどこかで「もしかしたら・・・」と臆病風がそよそよと吹き始めていた。そんな時は些細な気配に敏感になってしまう。枝が揺れる音、虫の羽音・・・ちょっとした出来事にも過剰に反応してしまう。

撮影ポイントを少しずらそうと位置を変えたら、足元から何かがぴょ〜んと飛び跳ねた。一瞬、ドキッ。よくよく見てみると、清流の住人、カジカガエルだった。三脚からカメラを外し、慎重に近寄る。周囲からは何匹もの清々しい鳴き声が聞こえてくる。新緑の頃は彼らにとって恋の季節なのだろう。もしかしたら意中の人(カエルだね)に会いに行く途中だったのかもしれない。

撮影中、撮影後もオヤジに遭遇することなく無事帰還した次第である。
posted by 生出道憲 at 19:39| Comment(0) | カエル

2017年05月05日

白津の枝垂桜

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きょう5月5日は二十四節気の立夏。春分と夏至のちょうど中間にあたる。暦の上では今日から夏である。ちなみに立秋(今年は8月7日)の前日までが夏ということになる。この春は訪れも進み方も遅く、猪苗代町の桜が満開になったのが、ここ数日のこと。おかげで撮影には時間的な余裕があった。白津の枝垂桜にも多くの人が訪れていた。夕方になると人も少なくなり、一日中、人目に晒されていた桜も一息ついたのか、肩の荷が下りたようで、全身をもみほぐすように枝を揺らしていた。
posted by 生出道憲 at 12:17| Comment(0) |