2015年06月24日

幕滝

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「那智の滝」といえば、滝そのものがご神体として知られている。山や木、岩など自然のモチーフに神が降臨するという発想は日本人的な宗教観といえるだろう。滝、岩、樹木が神なのではなく、神の象徴としてそれらを崇めるスタイルだ。自然の大きな力の前では無力な人間である。何百年、あるいはそれ以上存在し続ける自然のモチーフに畏敬の念が芽生え「ささやかな生活をお守りください」と手を合わせるようになったのは、考えてみれば自然なことである。

自然に限らず日常生活の身の回り、台所や御不浄(トイレ)など何処にでも神は宿っている。慎ましやかな暮らしをしていれば、あらゆる恵みに感謝し、そこに宿る神のおかげと感じるのが道理であろう。日本人は、あらゆるところに神の存在を意識してきたのだ。

押入れを開けると・・・そこには「貧乏神」がいて、貧乏な暮らしは、そのご利益のたまものなのだ。ありがたや、ありがたや・・・である。
posted by 生出道憲 at 23:02| Comment(0) |
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