2021年10月11日

龍の棲む滝

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水は上から下へ流れるものだが、滝壺の落葉を長時間露光してみると、いくつもの渦を巻いていることがわかる。そして何故か落ち葉は容易く下流に流れないのである。しばらくの間、滝壺を周遊して楽しんでいるように見える。撮影している間、小一時間くらいだろうか、落ち葉が一気に下流に流れるようなことはなかった。

滝壺に光が差し込むと、思いのほか深いのには驚く。おそらく3メートルくらいはあるのではないだろうか。少々不気味な深さである。

享保6年(1721年)の大旱魃の際、村人(現在の南会津町、糸沢・滝原・関本)が雨乞いのため、滝の傍に龍神様を建立したのだとか。その結果、旱魃がどうなったのかは・・・わからない。きっとご利益があったと信じよう。 ぐるぐる回る落葉を見ていると、そのうち龍が滝壺から顔を出してもおかしくないな・・・と。

南会津町の龍神滝、薄暗くなった時間にぜひ。
posted by 生出道憲 at 18:10| Comment(0) |
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