2016年06月15日

梅雨入り

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おととい月曜日、東北地方の梅雨入りが発表された。関東地方では水不足が懸念されている。極端な気候の影響なのだろう。今後、ますますこの傾向に拍車がかかることは云うに及ばない。自然に生きる動植物に限らず、我々人間ももろに影響を受けることは必至だ。そんな中、ヒメサユリはどうかなと思い、ちょっと会いにいってきた。公園を管理する方の話によると「雨の少ない年は、花の色が濃い」のだそうで、たしかに濃度ののった花が多かった。
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2015年07月06日

ヒメサユリ

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福島県内でヒメサユリ(オトメユリ)の群生地として有名なのは、旧熱塩加納村(現喜多方市)、旧南郷村(現南会津町)、西会津町の三ヶ所だ。それぞれ「ヒメサユリまつり」を開催していて観光客誘致に取り組んでいる。節ともなれば県内外からドッと観光客が雪崩れこむ。

訪れる観光客の話を何気に聞いていて、いちばん多かったのが「わらびがたくさんある」であった。それに応えるのが花を管理している町の人たち。「わらびの根には毒があるのでモグラやねずみからの食害を防いでいるんです」、そんなやりとりを耳にタコが出来るほど聞いた。

そして次に多かった声が「毛虫がたくさんいる」であった。これはマイマイガが異常発生したためである。静かな山の中、あちこちから女性の悲鳴がこだまする。いつの間にか動くアクセサリーとして2〜3匹を身に付けている人もいた。ヒメサユリにも、地面のいたるところにも、それこそあちこちでうごめいている。尋常な数ではない。不運にも枝からぶら下がった彼らとお見合いする人も・・・。逃げ場がない、そんな感じである。

わらびと毛虫のインパクトが強くてヒメサユリを見た印象がかき消されてしまうのでは・・・と僕は心配していたのであった。
posted by 生出道憲 at 07:25| Comment(0) | ヒメサユリ