2022年10月17日

会津嶺を求めて・・・

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「会津嶺(あいづね)」というタウン誌を手にしたのが、昭和61年、僕が会津に居を移して間もない頃。「会津嶺」の文字から受けたイメージは幾重にも連なった青く輝く山並で、頭の中で描いた画には残念ながら未だに出会えていない。

イメージの世界とぴたりと一致する風景がある可能性は低いわけだが、それでももしかして・・・と彷徨しながら山の中に入るのが、気がつけば僕のライフワークになっている。
posted by 生出道憲 at 12:29| Comment(0) |

2022年09月10日

地上の星たち

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ひさしぶりに夜景を撮影した。うっすらみえる山は磐梯山。中秋の名月が照らす会津盆地は、地上の星が行き交い、100万ドルとまではいかないが、美しく輝いていた。


posted by 生出道憲 at 22:29| Comment(0) | 夜景

2022年08月01日

ヤマユリ揺れる

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高校野球の地方大会が開かれるころ、吾妻球場(福島市)そばの林間に、夏を象徴するヤマユリが見頃を迎える。

大きな花をいくつも付けたヤマユリは見るからに重そう。細い茎には、いささか荷が重いのではと、余計な心配をしてしまう。

それにしてもヤマユリは撮影しづらい花である。同じユリ系のヒメサユリと比べても、花の存在感に圧倒されてしまい撮らされてしまう傾向にある。僕にとっても重荷なのであった。
posted by 生出道憲 at 08:20| Comment(0) | ヤマユリ

2022年07月04日

ニッコウキスゲの絨毯

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湿原を埋めるニッコウキスゲの黄色い絨毯。キスゲの花は一日でしぼんでしまう。それでも咲き始めてから数日は次から次へ開花するので、黄色の絨毯はしばし堪能することができる。この花が咲くと本格的な夏が近づく。しかし今年はすでに猛暑、酷暑が続き、季節感がいつもの年とは異なる。キスゲも戸惑っているのでは?
posted by 生出道憲 at 18:19| Comment(0) | ニッコウキスゲ

2022年06月06日

飾らぬ美

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オトメユリの花言葉は「飾らぬ美」。6月上旬頃から咲き始める淡いピンクの花。またひとつ季節が進んだことを花が教えてくれる。鬱陶しい梅雨になる前の僅かな時間、爽やかな風の中で揺れるオトメユリ。「オトメ」の名が示すように、山間部の自生地で楚々として咲く姿に安らぎを覚える。
posted by 生出道憲 at 08:19| Comment(0) | オトメユリ

2022年05月04日

新緑の渓流

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ちょうど一ヶ月前、福島市内で桜の開花宣言が発表された。あれから目まぐるしく季節は流れ、標高の高い山に残雪はあるものの、新緑の領域がだいぶ上までやってきた。西郷村の雪割橋から阿武隈川をのぞきこむ。新緑に囲まれた渓流は軽やかに流れ、多くの観光客の目を楽しませていたようだ。
posted by 生出道憲 at 20:08| Comment(0) | 新緑

2022年04月19日

花灯

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満開の桜に月が浮かぶ。あと少しで反対側から太陽が顔を出し、夜と朝が入れ替わる。徐々に桜の表情が見えてきた。明るくなると月は空に溶け込み、太陽に照らされた桜が人々の目を楽しませる。


posted by 生出道憲 at 11:28| Comment(0) |

2022年03月26日

春間近

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すでに桜が開花した東京であるが、会津地方の山々はまだまだ残雪におおわれている。それでも雪の呪縛から解放された地面では、蕾をふくらませた福寿草の子どもたちが、花開く寸前のところまで来ている。冬からバトンを受け取り、先陣を切って春を告げる。
posted by 生出道憲 at 20:44| Comment(0) | 福寿草

2022年02月19日

雨水

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橋の上から伊南川(南会津町)を見下ろす。昨夜降った雪だろうか、柔らかそうな雪のクッションが川を塞いでいた。実際に触れば温かいわけもないのだが、見た感じは温かく使い心地の良さそうなクッションに見えた。

今日2月19日は二十四節気の雨水。少しずつ春が近づいている。
posted by 生出道憲 at 19:25| Comment(2) |

2022年01月10日

冬の山毛欅

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スノーシューで山毛欅の森を闊歩する。僕以外、誰もいない。ときおり枝から落ちる雪の音にドッキっとする。ドサッという音は、かなりの重量級である。まともに当たったらたいへんだ。ファインダーを覗きつつ、雪にも気を配りながらの撮影だった。
posted by 生出道憲 at 18:06| Comment(0) | 山毛欅