2023年04月14日

駆け抜けた春

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全国各地で、観測史上最速で桜の開花が進み、例年なら、そろそろ満開を迎える頃である。しかし今春は、福島県内の主だった桜のピークはとっくに過ぎてしまっている。あまりに早い桜前線の通過に、ただ指をくわえて見ている感じだった。いつもより桜と対峙する時間は当然の如く短く、撮影も気持ちも満たされぬまま新緑を迎えつつある。
posted by 生出道憲 at 08:24| Comment(0) |

2023年03月25日

春の気配

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それにしても、この春の訪れの早さといったら、なんと云ったらいいのだろう。厳しい冬を乗り越え迎えた春は、喜びもひとしおだが、ダラダラと上がる気温に雪解けは進み、あっという間に桜の開花を迎えてしまった。

僕自身、心の切り替えが上手く出来ていない。いまだに冬に多少の未練を持っていて、早すぎる春(初夏?)には面食らっている。残雪が残っている大地には、ようやく花開いたフクジュソウが早春の光を放っている。街の浮かれた空気とは異なり、ピリッと冷たい風を感じると正気が戻ったような心持ちになる。
posted by 生出道憲 at 18:04| Comment(0) | 福寿草

2023年03月06日

春の兆し

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気持ちのいい青空に恵まれた一日だった。猪苗代湖の東岸から磐梯山を挟むように右に吾妻連峰、左に飯豊連峰がくっきり見えていた。山の雪が消えるのは、まだまだ先だが、里は春の空気に包まれてきた。
posted by 生出道憲 at 08:51| Comment(0) |

2023年01月30日

もうすぐ立春

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強い寒波に襲われ、各地で雪による被害が報道されていた。高速道路、鉄道など交通インフラへの影響は大きかった。私の棲む会津若松市では、幸いなことに大きな災害などはなかった。
それにしても極端な雪の降り方なのだと思う。夏の雨同様、降るところと、降らないところと二極化している。
自然を撮る者にとって、その季節の「らしさ」を求めて日々、あちこち彷徨っているわけだが、一月下旬にも関わらず、凍っていない水面を見ると「大丈夫なのか?」と心配してしまう。
2月4日は立春である。春の訪れは喜ばしいことだが、素直になれない自分なのであった。
posted by 生出道憲 at 08:34| Comment(0) |

2022年12月20日

日輪出現!

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日の出の直後、日輪(ハロ)が出現した。こいつが出ると天気は間違いなく下り坂。画面の左端のピークは磐梯山。山を遥かに超える大きな輪をいとも容易く描く自然の力。

その力に人間は到底かないっこない。自らの力を誇示する戦争などしている場合ではない。自然のあらゆるものに頭を垂れ、遠慮がちに慎ましやかに生きるのだ。
posted by 生出道憲 at 18:29| Comment(0) |

2022年11月02日

龍神滝

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視覚的に滝壺の渦を見ることは難しい。流れ落ちた落ち葉を長時間露光で撮影して初めて見ることができる。毎回、複数のカットを撮るのだが、ひとつとして同じ渦はない。雨乞い伝説があり、龍神様が祀られている滝は、何か人智の知れぬモノの存在を感じる。この渦が何かに見えないこともないが・・・。
posted by 生出道憲 at 07:21| Comment(0) |

2022年10月17日

会津嶺を求めて・・・

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「会津嶺(あいづね)」というタウン誌を手にしたのが、昭和61年、僕が会津に居を移して間もない頃。「会津嶺」の文字から受けたイメージは幾重にも連なった青く輝く山並で、頭の中で描いた画には残念ながら未だに出会えていない。

イメージの世界とぴたりと一致する風景がある可能性は低いわけだが、それでももしかして・・・と彷徨しながら山の中に入るのが、気がつけば僕のライフワークになっている。
posted by 生出道憲 at 12:29| Comment(0) |

2022年09月10日

地上の星たち

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ひさしぶりに夜景を撮影した。うっすらみえる山は磐梯山。中秋の名月が照らす会津盆地は、地上の星が行き交い、100万ドルとまではいかないが、美しく輝いていた。


posted by 生出道憲 at 22:29| Comment(0) | 夜景

2022年08月01日

ヤマユリ揺れる

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高校野球の地方大会が開かれるころ、吾妻球場(福島市)そばの林間に、夏を象徴するヤマユリが見頃を迎える。

大きな花をいくつも付けたヤマユリは見るからに重そう。細い茎には、いささか荷が重いのではと、余計な心配をしてしまう。

それにしてもヤマユリは撮影しづらい花である。同じユリ系のヒメサユリと比べても、花の存在感に圧倒されてしまい撮らされてしまう傾向にある。僕にとっても重荷なのであった。
posted by 生出道憲 at 08:20| Comment(0) | ヤマユリ

2022年07月04日

ニッコウキスゲの絨毯

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湿原を埋めるニッコウキスゲの黄色い絨毯。キスゲの花は一日でしぼんでしまう。それでも咲き始めてから数日は次から次へ開花するので、黄色の絨毯はしばし堪能することができる。この花が咲くと本格的な夏が近づく。しかし今年はすでに猛暑、酷暑が続き、季節感がいつもの年とは異なる。キスゲも戸惑っているのでは?
posted by 生出道憲 at 18:19| Comment(0) | ニッコウキスゲ