2022年06月06日

飾らぬ美

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オトメユリの花言葉は「飾らぬ美」。6月上旬頃から咲き始める淡いピンクの花。またひとつ季節が進んだことを花が教えてくれる。鬱陶しい梅雨になる前の僅かな時間、爽やかな風の中で揺れるオトメユリ。「オトメ」の名が示すように、山間部の自生地で楚々として咲く姿に安らぎを覚える。
posted by 生出道憲 at 08:19| Comment(0) | オトメユリ

2022年05月04日

新緑の渓流

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ちょうど一ヶ月前、福島市内で桜の開花宣言が発表された。あれから目まぐるしく季節は流れ、標高の高い山に残雪はあるものの、新緑の領域がだいぶ上までやってきた。西郷村の雪割橋から阿武隈川をのぞきこむ。新緑に囲まれた渓流は軽やかに流れ、多くの観光客の目を楽しませていたようだ。
posted by 生出道憲 at 20:08| Comment(0) | 新緑

2022年04月19日

花灯

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満開の桜に月が浮かぶ。あと少しで反対側から太陽が顔を出し、夜と朝が入れ替わる。徐々に桜の表情が見えてきた。明るくなると月は空に溶け込み、太陽に照らされた桜が人々の目を楽しませる。


posted by 生出道憲 at 11:28| Comment(0) |

2022年03月26日

春間近

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すでに桜が開花した東京であるが、会津地方の山々はまだまだ残雪におおわれている。それでも雪の呪縛から解放された地面では、蕾をふくらませた福寿草の子どもたちが、花開く寸前のところまで来ている。冬からバトンを受け取り、先陣を切って春を告げる。
posted by 生出道憲 at 20:44| Comment(0) | 福寿草

2022年02月19日

雨水

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橋の上から伊南川(南会津町)を見下ろす。昨夜降った雪だろうか、柔らかそうな雪のクッションが川を塞いでいた。実際に触れば温かいわけもないのだが、見た感じは温かく使い心地の良さそうなクッションに見えた。

今日2月19日は二十四節気の雨水。少しずつ春が近づいている。
posted by 生出道憲 at 19:25| Comment(2) |

2022年01月10日

冬の山毛欅

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スノーシューで山毛欅の森を闊歩する。僕以外、誰もいない。ときおり枝から落ちる雪の音にドッキっとする。ドサッという音は、かなりの重量級である。まともに当たったらたいへんだ。ファインダーを覗きつつ、雪にも気を配りながらの撮影だった。
posted by 生出道憲 at 18:06| Comment(0) | 山毛欅

2021年12月18日

猪苗代湖のしぶき氷

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猛烈な西風に あおら れた湖面の波は、一瞬、 虹色に輝き、木々に降りかかる。何度も何度も、そんな作業を繰り返していると、徐々に層が厚くなり見事なアイスキャンディが出来上がる。嬉々として撮影しているこちらも、気がつくと手足の間隔がなくなりつつある。ほんとうに凍ってしまう前に、車に退散した次第である。
posted by 生出道憲 at 20:18| Comment(3) |

2021年11月01日

観音沼

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黄色に染まった楓の下にいると、世の中すべてが黄色に見える(笑) 下郷町の観音沼の畔は、色づきのピークを迎えていた。
posted by 生出道憲 at 15:55| Comment(0) | 紅葉

2021年10月11日

龍の棲む滝

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水は上から下へ流れるものだが、滝壺の落葉を長時間露光してみると、いくつもの渦を巻いていることがわかる。そして何故か落ち葉は容易く下流に流れないのである。しばらくの間、滝壺を周遊して楽しんでいるように見える。撮影している間、小一時間くらいだろうか、落ち葉が一気に下流に流れるようなことはなかった。

滝壺に光が差し込むと、思いのほか深いのには驚く。おそらく3メートルくらいはあるのではないだろうか。少々不気味な深さである。

享保6年(1721年)の大旱魃の際、村人(現在の南会津町、糸沢・滝原・関本)が雨乞いのため、滝の傍に龍神様を建立したのだとか。その結果、旱魃がどうなったのかは・・・わからない。きっとご利益があったと信じよう。 ぐるぐる回る落葉を見ていると、そのうち龍が滝壺から顔を出してもおかしくないな・・・と。

南会津町の龍神滝、薄暗くなった時間にぜひ。
posted by 生出道憲 at 18:10| Comment(0) |

2021年09月22日

恵みの色

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黄色に色づいた稲穂を見て稲刈りが近いことに気づく。すでに刈り取られた田んぼもある。稲刈りが始まると、季節がまたひとつ先に進むことを実感する。終われば晩秋の風情となる会津盆地。黄色い絨毯は恵みの色である。
posted by 生出道憲 at 16:59| Comment(0) |